「冬の灯油消費20年間で倍増」
2009年 10月 01日
かいつまんで転載すれば二酸化炭素削減が叫ばれてるにも関わらず住宅から排出される量は年々増えており、増加の大きな要因となっているのは暖房用の灯油。
紙面によれば秋田県(主に秋田市と旧本庄市の比較的暖かい地域データ)の冬場の灯油消費量(平均)は1980年代からの20年間で倍増し、札幌市の消費量を追い抜いたことが報じられています。2002年の本県の平均消費量は1356リットルで1982年に比べて倍増し逆に札幌市は2423リットルから半減し1308リットルに秋田県より寒い地域なのに下回っています。
札幌市と本県の消費量が逆転した要因については県立大の長谷川准教授は「暖房環境の違い」を指摘されています。秋田では元々居間など一部の部屋だけを暖める「採暖」が主流で消費量は少なかったが、快適性を求めて他の部屋にも暖房器具を導入してから消費量が増加したと指摘しています。
秋田は持ち家率が8割と高いが築30年以上経過している住宅が25パーセントを占め、断熱性を高める改修も進んでおらず「各部屋からの放熱も多い」と話す。一方で長谷川准教授は「北海道は住宅メーカーが高断熱、省エネを売りにした住宅を積極的に販売してきた為に20年間で46パーセントの灯油削減に結びついた」と言います。
省エネ住宅といえども当社で建てられたお客さんのデータを見ても1月の最も寒い時期のオール電化(夜間帯)の暖房に占めるエネルギー消費が7割から8割と高くて冬季間に如何に暖房に占める率が高くなるかが分ります。(過去のEさんのQ-1住宅を参照してください)
このデータは少々驚きです。秋田市は倍増ですか。
断熱化しないまま暖房面積が拡大したんですね。
リンクをつけた上で引用させていただいていいですか?
(2009年10月14日)
コメント頂きありがとうございます。
新聞を見たときに札幌より秋田市が灯油消費量が多いことに正直言ってショックでした。やはり、古い住宅が多いのも事実ですが新築物件でも相変わらず中身より見た目重視の施主さんが、まだまだ多いのが気になるところです。
前置きが長くなりました。引用の件ですがもちろんOKです。
白井は11月に鶴岡に参ります。お会いできるといいのですが・・・。