Q-1「綴子の家 M邸」 気密測定
2009年 11月 19日
気密性の高さを求め続けるのは冷暖房費用の軽減による省エネルギー効果はもとより、結露の防止など躯体の耐久性にも貢献し、そして何より計画的なルートで換気が出来ると言うのが最大の目標としています。
以前の住宅と同じように今回もM邸の窓のタイプは全てを「引き違い窓」(日本で多く使われている引き違い窓は、構造上、気密性が劣るために省エネに詳しい関係者であればあるほど、性能面から敬遠する傾向があります。)と「ドレーキップ窓」(内開き・内倒しといずれも内側にサッシが出てくる開き方)を採用です。気密測定面(減圧法)では不利な点が多いが夏季の自然換気・通風などを考えてあえて採用しています。
測定した結果は総隙間相当面積は63c㎡と出ましたから家中の点在している目に見えない細かな全ての隙間をかき集めたと仮定すると約8センチ正方形の穴に相当します。
気密測定後には換気風量測定を行う予定だったが器械に電源は入るんだが風量を示すデジタル数値が0のままでピクリとも動かず札幌のメーカーに問い合わせしたら接触不良が考えられるので送って欲しいとの事だったので残念ながら今回の測定は出来ませんでした。