リコール
2010年 02月 09日
ブレーキの不具合に対し当初は「欠陥ではなくフィーリングの問題」、「違和感はあるが踏み増せば止まる」などと釈明してきたが、逆風に押し戻されてしまった。
問題となっているブレーキは制御ソフトの修正を順次行う予定だが暫く騒ぎが尾を引きそうです。
よくよく考えてみれば「大したことはなかった」はずの米でのブレーキ問題がきっかけでここまで騒ぎが拡大してしまって世界のトヨタも決して事態を楽観視した訳でないだろうが、 あれよあれよと言う間に流れが「計算外の出来事」が一気に発生してしまっているわけです。
トヨタはブレーキの不具合が欠陥ではないとして、自主改修である「サービスキャンペーン」も検討したが、信頼回復を優先しリコールに踏み切る判断をしたもようと各誌は伝えている。
これまでの流れからしても本音は企業側は都合の悪いことは隠したいもの、不具合の何処で一線を引いて対処するかが製造業の悩み所でそれらの発表のタイミングと間違った対応が一気に坂を転がるように消費者離なれやイメージダウンに繋がる。そこで、大金をかけてでも、リコールで対処しようとしているのである。
トヨタには絶対に起こりえないと思っていたが、過去の多くの企業と同じ轍を踏んでしまった。
リコール隠しといえば、もうかなり前になるが三菱も相当苦しんだ。当時の三菱車の売り上げはガタ落ちで、どうにも止まらなかった。今もこの当時の先入観で苦しんでいるかもしれない。
平成2年に設置した我が家の松下製FFストーブもリコール対商品であったが回収前に別メーカーに交換していたが今でも宣伝を思い出しては懐かしい忘れられない機種となっている。
ストーブ問題が起きた時から何年にもわたって、テレビ、新聞で莫大なPR費用を掛けて回収協力を呼びかけ続けている。