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板金職人Sさん

 「出川の家」の屋根葺きは5月上旬に一気に5人ほどの職人が入って仕上げてくれましたがその後は板金職人Sさん1人で黙々と作業をこなしております。

 工場で機械加工した物を現場で器用にハサミを動かして1本物を曲げて切って(本当は笑点の落語家さん、見たいにハサミを余り動かさないで掴んでいる左手を動かして細かな仕事をしています。)おります。
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 当社の現場に必ず毎回入って頂いているベテラン職人さんなので大工との細かい打ち合わせもスムーズに行きます。破風から始まって土台水切り、窓回りの端部水切り、幕板などと加工部材が多く取り付けまで出来るだけコーキング材だけに頼らない後々の防水方法を考えて納めていきます。
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 窓枠を板金加工品部材で囲って行くが、どちらもシッカリと水勾配が付いて今日の雨でも枠上部に雨水が溜まる事無くキレイに流れ落ちていました。当然に外壁を伝わる汚れとなる水垢の「よだれ」も少なくて済みます。
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 コーキングとは、外壁サイディングなどのつなぎ目や、サッシ周りに施工する、やわらかなゴム状の部材。
但しこの材料は、何十年と長持ちする訳でなく10年前後が寿命で打ち替えの目安と考えた方が良いかと思います。

 コーキングが劣化してヒビ割れたり切れてしまうと、壁内部等に漏水しやすくなり、建物の耐久性に関わってきます。近頃の建物はコーキング材だけに頼り切った防水施工例が増えておりますので、特に注意が必要です。
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 板金の裏に刻印されております品番「サスのサンマルヨン」部材です。
by titeki-oota | 2010-05-20 16:00 | Comments(0)

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by タケちゃん