先週からは和室造作にH棟梁が汗を流しております。最近はは殆どの家が大壁(柱を隠す)が多くて本格的な和室を手がける大工仕事は無いに等しく今回のS邸の様に8畳2間続きの部屋は本当に久しぶりです。
お金も時間も掛かる和室よりも早く安く出来る洋風の部屋が全盛の昨今では、本格的な座敷が造られる事もめっきり少なく今後も減少して行くだろうし気がついたら貴重な空間になってるかも知れません。一番心配な事は技術の継承が途絶えてしまう事です。
天候不順もあって張れずに最後まで残されていた正面玄関周りの外装材だが久しぶりに晴れ渡った青空の元で今日中に全て張り終え漸く足場の解体が出来ます。