漬水町の現場 リシン掻き落とし
2010年 11月 08日
外壁の下地であるモルタルの上にコテで塗られる上塗りのリシン「白い砕石(石灰石)を細かく砕いた粒・白セメントなど」を混ぜて塗り付けて乾き具合を見計らってから剣山の様な専用工具で壁表面を粗く掻き落としていきますが ちょうど良いタイミングで一気に仕上げるのが良い仕事のポイントです。
表面に細かい凹凸のある土壁風の仕上がりになり落ち着いた深みのある質感が得られます。
漆喰やモルタルの湿式壁工法は見掛けなくなってしまい今や殆どの現場が既製品を外壁に張る時代となりましたが工期短縮やコスト削減ばかりを考えて此のような素晴らしい日本の伝統技法を無くしてはいけませんね。 久々のモルタル掻き落とし仕上げ作業でした。
2週間前の下地モルタル状態。
10ミリ厚に白セメントを塗ってる最中です。
剣山のような工具で生渇きの壁面をゴシゴシと扱いてる所です。
壁は完成して今日は床タイルの下地を造る作業を行っております。