換気システム清掃
2011年 09月 29日
こちらの住宅を引き渡したのは今から15年前になりますがその間に1度だけ清掃を行った記憶があるが今回の様な大規模なクリーニングでなかったと記憶している。
当時、採用していたのは三種換気システムで主な部品構成は壁に付いている吸気口のパッコンと室内天井に取り付けられた排気口のマウスからダクト管に繫がっている。
各部屋からの枝分かれダクト管から1本に集められ器械本体を通過しながら汚れた空気が屋外に24時間連続して排気されるようになっている。
お金を掛けずに清掃を自分で行う方の為に細かに清掃の順番を紹介します。
最初にパッコンはフタを開閉するヒモが付いているが、長期間の汚れが固まって引っ張ることも出来ない状態。
そこで分解して心棒に潤滑剤を入れながら汚れを流れ出して機能を復活させます。付属のフィルターは風化して全てがボロボロで使用出来ないのでレンジフード用のフィルターを(専用のフィルターも売っているが高いのでレンジフィルターを代用してます。)家族の方が掃除の合間に型紙に合わせて作ってくた物を装着しました。
天井に付いているマウスをそっと抜き取ります。ホコリがビシッと付いております。
VUダクト管の中に腕まで深く入るようにしてエルボー(配管曲がり部分)付近をグリグリとタオルで拭き取った所です。
1か所の汚れだけで濯ぐと真っ黒に写真のようなバケツの中の汚れ具合となります。
全部のマウスと配管の清掃を終えたら換気スイッチを最大に運転して配管に付着したホコリ等を換気器械本体に集めます。
最後に換気器械本体2台を分解掃除します。
掃除前の器械から発する風切り音と掃除後の音は静かになって明らかに違うようです。
分解すると羽根車にも厚くホコリが付着していてモーターから伝わっている心棒がぶれていた可能性もあるかも知れません。
掃除を終えてスイッチ、コネクター類を差し込んで組み立てを終了。
これでスッキリ気持ちよく排気能力が完全に復活しました。