表面温度測定!!
2011年 12月 20日
そこで、モデルハウス内(Q値 0.89w/㎡k)の各所の表面温度を測定して来ました。
体感温度とは、周りの温度が体温よりも低ければ、人体と空気の間に温度の差が生じ、対流が起きて身体から熱の発散が行われ寒さに繋がります。
室内でも空気温度が低いときには、まわりの壁や床の表面温度も低下するので、輻射による熱の発散も行われ、実際温度よりも低温に(冷輻射)感じます。逆に周りの空気の温度が体温に近くなると、人体との温度差が小さくなり対流や輻射による熱の発散が十分に行われなくなり、今度は汗などの発汗による潜熱の発散で体温調整を行います。
この様に体感温度は、周囲の壁、床などの輻射や湿度環境によって変わって行きます。
冬の暖房ポイントは如何に壁面や床の温度を下げずに輻射熱利用の暖房に利用出来るかにかかっております。
室内は足元からポカポカだが居間から眺めた寒寒しい南の景色
食卓テーブル上に置かれた温湿度計です。
1階居間床面表面温度
1階居間天井表面温度
1階居間 西側の壁面表面温度
1階居間 南側トリプル窓ガラス面 表面温度
玄関土間タイル面の表面温度
ユニットバス内 洗い場表面温度
台所キッチン前の床面温度
2階廊下 床面表面温度(2階の暖房熱源は19坪弱に対して2KW蓄熱暖房器1台だけ)
2階北面部屋 壁表面温度
2階南面部屋(此の部屋には暖房熱源は無しでドアー開けた状態で実験)天井表面温度
室内で一番低い温度を示したのが1階トイレ内だが、それでも20度有ります。