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記録的大雪!!戦後最大級

     


  連日、雪に依る被害が大きく報じられております。
  屋根などの損傷で保険会社に寄せられる被害報告も可なり多くなりそうで、春になったらもっと増えそうな 気がします。  
  
  地元新聞「北鹿新聞」でも取り上げられておりますので転載して紹介します。
  ◆視点・記録的大雪

  大館は「戦後最大級」
  除雪事故、倒壊相次ぐ
 
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北鹿地方は今冬、記録的な大雪に見舞われている。大館市内は12月からの累計降雪量が
644・5cm(14日現在)となり、平成18年豪雪時(615・5cm)を超えた。除雪作業中の事故や建物の
倒壊が相次ぎ、市民生活を脅かしている。専門家は「戦後最大級の大雪」と指摘する。なぜ、これほどの大雪になったのか。
 市危機管理課によると、市内の月別降雪量は▽26年12月=318・5cm▽27年1月=203cm▽2月(14日まで)=123cm。
2月13日朝から14日朝にかけて今冬最高の降雪量37cmを記録した。この時点で18年豪雪時を上回った。積雪深は121cm(14日現在)。
 過去の大雪では、累計降雪量615・5cmの18年豪雪が記憶に新しい。25年冬に613cmという記録もある。
 
今冬を含め、共通する原因は大陸から吹く偏西風という。この風の流れに沿って寒気が日本に入り、雪をもたらしている。
同市の気象予報士・鳥潟幸男さんは「今冬は南に蛇行し特に12月、平年以上に強い寒気が継続的に北日本を包んだ」と解説。
蛇行は珍しくないが、1カ月近く続いた点が特徴的、と分析する。
 1月に蛇行が収まり、冬型の気圧配置が緩むはずだった。だが、北鹿地方に雪雲の列が入り込む日が多くなった。
局地的な降雪が続き、大館市や鹿角市など内陸部ほど顕著だ。
 
12月から2月上旬までの降水(雪)量を見ると、大館は406・5mm。平年の1・6倍に当たり「3カ月長期ではかなり大きな差」になった。
鹿角市は1・4倍、北秋田市鷹巣は平年並み。局地的な雪雲の発生理由などについては「今のところ解析が難しい」としている。
 鳥潟さんによると、今冬の累計降雪量は統計の残る昭和47年以降で最多。積雪深は明治25年以降、大正14年と並んで3番目に多い。
上位2位は大正12年(255cm)、昭和20年(165cm)で、戦後では今冬が最多になる。
 
今後、最も注意が必要な災害は建築物の倒壊だ。建築物には地域ごとに設計上、積雪の荷重に耐えられる目安がある。
一概には言えないが「荷重が大きくなる今の時期は積雪が1m以上で目安を超える危険性が出てくる」と懸念する。
大館郷土博物館前で14日、計測した積雪の荷重は1平方m当たり354kg(積雪118センチ)だった。
 特に軒先は雪の塊や氷がたまりやすく、荷重がかかりやすい。鳥潟さんは「軒先の雪だけでも落とすと被害軽減につながるのでは。

 設計上の積雪荷重を建築業者に確かめ、災害に備えることができる」と指摘している。 
 
 【取材メモ】 気象庁によると、鹿角市は積雪深が123cm(15日現在)で観測史上最高を更新中。
県総合防災課のまとめで、雪による人的被害は県内82人(前年同期比64人減)を数え、県北地区が39人(同14人増)と半数を占める。
鹿角市では2人が亡くなった。




by titeki-oota | 2015-02-17 11:42 | Comments(0)

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by タケちゃん