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「融雪用井戸水が減少」

 4年ほど前に老人福祉施設の敷地内に掘った井戸水の出が細くなった事から業者さんに診断してもらった。井戸ポンプの不具合と共に、どうやら汲み上げている本管にも鉄成分などが付いたスケール(ぬめり)が悪さしていて、その他に「充填砂利」と呼ばれる末端の砂利の入った部分の地層砂や粘土の粒子による目詰まりも考えられるとの診断。

 井戸は経年とともに底に砂・泥などが溜まったり、鉄管スクリーンの内外における スケールの付着による目詰まりを起こし揚水量の減少、揚水位低下の大きな要因となります。
特に水質が悪い井戸はポンプなどの揚水設備は、定期的にメンテナンスを必要とするようです。

 最初に高圧エアーの勢いで、スクリーンの目詰まりを解消しようとしたが、頑固に汚れがヒバリ付いて失敗した事から新たに井戸掘り(突き井戸)を行いました。

 あの記録的大雪の時でも敷地内は除雪・排雪に追われる事も無く大いに助けられ、今では無くてはならない井戸水融雪システム。
当時、10mまで2本の井戸を突いて一本当たり150リットル前後で合計で毎分300リットルは確保できたが、今回は15mまで深く入れても約90リットルしか確保できなかった。敷地面積から割り出すと融雪するには少し水量が足りないが、無いよりはマシで、これで頑張って貰い、もし雪が残るようであれば人の手を入れるつもりでいる。
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 地底15mから出て来る井戸水だが最初、管を突いた時は水量が毎分50リットル程度であった。
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 コンプレッサーから送られたエアーで管先端を掻き回して穴回りを大きくすると地下水が集まって来て90リットルまで上がりました。
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 今までの源泉に繋がれた配管を切断して新たに突いた立管に接続します。
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by titeki-oota | 2015-11-04 13:22 | Comments(0)

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by タケちゃん