Q-1 有浦3丁目の家 「床下エアコン」

 暖房方法は「床下エアコン」による暖房システムを取り入れました。

以前にも採用しましたが住宅暖房設備として大変優位性が高いものと考えています。

簡単に言えば市販の壁掛けエアコンをオープンな床下空間に設置し、基礎・土間断熱された土間コンに蓄熱しつつ、1階床下空間に温風を噴き続けることで、全体の床面を温め床面に設置したガラリから暖められた空気を各部屋に送り込むものです。床面が室温より数度暖かい低温輻射熱で快適な環境となります。

 
 床下エアコンを導入するには当然のように床下空間を出来る限りオープンにするコラムベース基礎工法が最適です。だが地中梁や構造計算など、単価面など手間がかかる事もあって、今回は此の工法は採用しないで基礎の立ち上がりを工夫して奥までエアコンから吹き出された温風が流れ届くように大型サーキュレーターをエアコン前に置く方法を採用しました。

 

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 寒冷地用エアコンに必ず付いている温度センサーだが、暖かさとは別の問題としてエアコン周りの暖められた空気がショートサーキットを起こして大なり小なりセンサーが「設定した温度と認識する」感知しON・OFFを繰り返すのがネックとなります。(床上にエアコン本体を少し出したり取り付け位置方法を考えてはいるが・・・)

いずれにしても、これらの動作を繰り返すことに依って電気料金の増額や機器の負担が増すことが考えられます。


 そこで大手メーカー技術部門に電話してお知恵を拝借しました。
エアコン本体脇に付いているセンサーを封じて新たにオプションで用意する「インターフェース」+「壁掛けリモコン(有線)」取り付ける事に依って有線リモコン本体に付いている温度センサーが感知しながら室内の気温を温度を0.5度の上下内で拾う事が出来るようになりますとの事であった。(エアコンを床下に入れる時も言われたが、あくまでも自己責任で行ってくださいと強く言われてしまいました。)

  
 2階の各室の暖房は1階からダクト管導入も考えたが1階の一部に吹き抜けを設けて気流を階段から降ろすようにしました。厳冬期には2階にも寒冷地エアコン2.2KW1台が必要な気がするが取りあえず設置しないで今冬は様子を見ることにします。(もし寒い時でも500W程度の電気ヒーターで一時的に暖を取れば良い範囲)

  

  以前、老人施設に設置して電気料金・温熱環境ともに評判の良かった床下エアコンです。

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 中には間違ったち使い方をしている方もいるようですが、床下エアコンはあくまでも冬の暖房器具と考えて置いてください。夏に利用すると弊害が予想されます。何故なら床下は地熱の温度の影響もあって夏季は20数度の温度を維持していて、更に床下をエアコンで冷やされる事があれば、空気は比重が重いので下に沈み込もうとして、低い温度の空気は自身で決して床上に浮かぼうとしません。
このような状態で、乾いた空気(潜熱除去)を床下に押し入れても、温度が低いままなのでこの部分の相対湿度が上がったままになり、顕熱比が高い運転状態ですとカビの増殖し易い環境となります。

 夏季のエアコン設置場所は従来のように小さなエアコンを1階・2階のオープン空間の壁に掛ける方法か、ちょっと工夫して小屋裏空間にエアコンチャンバー部屋を作って、そこからダクトで冷気を各室に降ろす全館空調方法などもあります。





by titeki-oota | 2017-10-13 09:11 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

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