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建築家と施主

 きょうの/7付朝日新聞(家庭欄 わが家のミカタ)を見て思わずニヤニヤしてしまった。
どこの現場も似たり寄ったりの風景がある。
建築家は身近になったけれど・・・・今の設計料じゃ赤字。
「たった一つの気持ちいい空間を造る。それが建築家。世間は「センセイ」だ「匠」だと言うけれど
設計料への理解は少なく、現場はクレームの地雷原。」
建築家と施主_c0104793_12542166.jpg
 「ある施主の時は、複数の建築家仲間から電話があった。(お宅の施主、図面を持ってウチに来たよ)。何と契約前に、アイデアだけ持ち逃げされた。
そんな建築家の設計料は、建築費の1割が一般的。予算3千万円の家だと300万ほど。」
 
 「テレビでは温厚そうだった大物建築家もほえた。(夢と現実の折り合いをつけるのが家。でも施主は『3千万円払うなら、これ位できるハズだ』とくる。それが無理と知った時のストレスは全部こっちにくる。)
苦労は着工後も続く。工事の「監理」では、職人さんのご機嫌をとりつつ仕事ぶりをチェック。
仕上がりを巡っては工務店と激しいバトルも。施主からは(敷地でタバコを吸っている人が)(雨が降ってきた。シートを掛けて!)。電話があれば即現場へ急行だ。
オンリーワンの家ゆえ、図面と模型でしか完成後の姿を説明できないのも悩みの種。施主への(インフォームド・コンセント)には神経をすり減らす。それでも完成後何年もしてから(こんな家とは聞いてなかった)と詰め寄られる人も。(入居当時は快適だと手紙もくれたのに。今では家庭の問題まで家のせい。ホントつらいっす)

by titeki-oota | 2007-02-07 12:54 | Comments(0)

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by タケちゃん