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アイヌ民族の家

 北海道の旭川は、公式記録で日本最低気温を記録している地域である。マイナス41℃というのは、お湯からの水蒸気が一瞬にして煙に変わる(氷の粒になる)ような状態で想像もできない極寒の地です。 そんな旭川で、その当時のアイヌ民族は『チセ』(かやぶきの竪穴式の家)という住宅で何百年も暮らしていました。アイヌ語で 家の事を『チセ』と いいます。大きい家 は『ポロチセ』小さい家 は『ポンチセ』と呼ばれていた。アイヌ民族の家_c0104793_12451475.jpgこのチセは、壁や天井はどこにでも豊富にある萱や笹の葉で出来ていて、そんな吹けば飛ぶような簡易な住宅で、マイナス30℃になる冬を一家で暮らす事が出来た。小屋内部の 地面で焚き火することにより地面に蓄熱される事によりそして、多くの文献で『チセが暖かかった』という証言が残っている。何故このチセで凍死する事なく生活が出来たのか それは簡単に言えば地面からの地熱も一緒にもらっていたからです。

 高断熱の住宅の勉強で10数年前に北海道で基礎断熱工法のノウハウを学んだが「チセ」に相通じる所がありそれ以来、今日までこの工法を採用している。この工法が今から8年程前に住宅金融公庫仕様で初めて正式に採用され今では何処の建築現場でも見かけるようになり特別珍しくもないが当社が採用した頃の10数年前は周りから色々チクチクと言われたものです。
by titeki-oota | 2007-05-22 12:45 | Comments(0)

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