基礎断熱とイエシロアリ
2007年 07月 31日
隣りの道路を挟んだ他の建築現場では基礎断熱の周りの土に薬剤を噴霧していたので係りの方に聞いたらシロアリ予防薬剤だそうで有効期限は5年位との事であった。
当社が15年前からべた基礎と基礎断熱材を使用するようになってから今まで建っていた地面の土は全て剥ぎ取り砂利とか採石を入れての地盤改良は必ず行い、同時に何と言ってもシロアリ対策のことがあった。(コンクリート布基礎と基礎の断熱材の間をシロアリが登って行って土台に被害が報告されている)この土の入れ替えをやっても安心は出来ないくらいシロアリはしぶといのだ。
シロアリは土の中が棲みかで、餌が木材そして分巣して他の場所に羽アリの姿をして飛んで行き、自分の家族を増やしていきます。
例えばシロアリを全滅させる薬剤があったとしても、外ですから雨が降れば流れて効果はなくなってしまう。先ほどの散布も1時間もしない内に雨が降ってしまった。
現在は薬剤を最小限にした施工方法などはあるが、まだまだ一般的では無いし今後の対応としては、シロアリを家屋に近づけないことを考えたほうが良い。
家屋に近い場所や壁に引っ付けるような形では、材木を保管したりや基礎のすぐ側の花壇、植木などは避け、理想を言えば毎年春先に点検をして薬剤処理をした現場ではシロアリ駆除業者などにある期間毎に点検依頼した方が良い。