比内地鶏
2007年 10月 22日
驚きなのは、偽装がここ数年の話ではなく、ごまかした歴史?も古く、もう10年以上(20年以上とも)も前から平然と行われていたようだ。会社製品のカタログによると、比内地鶏燻製については「地鶏本来の確かな歯応え、香気と風味をもつ比内地鶏肉を桜チップで長時間かけていぶしました」などと虚偽の立派な宣伝までしている。
この会社の鶏肉のくん製は地元スーパーなどでも人気商品で、親戚が首都圏から帰省の際にお土産にと買って持たせた事も何度もあった。それだけに、比内鶏でもないタダの鶏肉を比内鶏はさすがに違って美味しいなどと言って食べていた事がバカみたいで無性に腹立たしく何を信じて買い求めたら良いのか・・・。
こうした偽装が行われる背景には,やっぱり昨今の企業における過度の合理化や利益第一主義的な考え方も一つの原因ではないかと思う。何処の企業も不況で経営は楽でないのかも知れないが、だからといって消費者を欺くようなことは到底許されることではない。今後の実態解明が進めばまだ何かが出てきそうな感じがする。
比内鶏の大半が県外への出荷を考えると比内鶏ブランドの全国的なイメージの低下が心配で、今までせっかく築き上げてきたブランドが傷つき関連する各関連業者の今後の悪影響が懸念される。