カテゴリ:Q-1 有浦3丁目の家( 13 )

 暖房方法は「床下エアコン」による暖房システムを取り入れました。

以前にも採用しましたが住宅暖房設備として大変優位性が高いものと考えています。

簡単に言えば市販の壁掛けエアコンをオープンな床下空間に設置し、基礎・土間断熱された土間コンに蓄熱しつつ、1階床下空間に温風を噴き続けることで、全体の床面を温め床面に設置したガラリから暖められた空気を各部屋に送り込むものです。床面が室温より数度暖かい低温輻射熱で快適な環境となります。

 
 床下エアコンを導入するには当然のように床下空間を出来る限りオープンにするコラムベース基礎工法が最適です。だが地中梁や構造計算など、単価面など手間がかかる事もあって、今回は此の工法は採用しないで基礎の立ち上がりを工夫して奥までエアコンから吹き出された温風が流れ届くように大型サーキュレーターをエアコン前に置く方法を採用しました。

 

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 寒冷地用エアコンに必ず付いている温度センサーだが、暖かさとは別の問題としてエアコン周りの暖められた空気がショートサーキットを起こして大なり小なりセンサーが「設定した温度と認識する」感知しON・OFFを繰り返すのがネックとなります。(床上にエアコン本体を少し出したり取り付け位置方法を考えてはいるが・・・)

いずれにしても、これらの動作を繰り返すことに依って電気料金の増額や機器の負担が増すことが考えられます。


 そこで大手メーカー技術部門に電話してお知恵を拝借しました。
エアコン本体脇に付いているセンサーを封じて新たにオプションで用意する「インターフェース」+「壁掛けリモコン(有線)」取り付ける事に依って有線リモコン本体に付いている温度センサーが感知しながら室内の気温を温度を0.5度の上下内で拾う事が出来るようになりますとの事であった。(エアコンを床下に入れる時も言われたが、あくまでも自己責任で行ってくださいと強く言われてしまいました。)

  
 2階の各室の暖房は1階からダクト管導入も考えたが1階の一部に吹き抜けを設けて気流を階段から降ろすようにしました。厳冬期には2階にも寒冷地エアコン2.2KW1台が必要な気がするが取りあえず設置しないで今冬は様子を見ることにします。(もし寒い時でも500W程度の電気ヒーターで一時的に暖を取れば良い範囲)

  

  以前、老人施設に設置して電気料金・温熱環境ともに評判の良かった床下エアコンです。

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 中には間違ったち使い方をしている方もいるようですが、床下エアコンはあくまでも冬の暖房器具と考えて置いてください。夏に利用すると弊害が予想されます。何故なら床下は地熱の温度の影響もあって夏季は20数度の温度を維持していて、更に床下をエアコンで冷やされる事があれば、空気は比重が重いので下に沈み込もうとして、低い温度の空気は自身で決して床上に浮かぼうとしません。
このような状態で、乾いた空気(潜熱除去)を床下に押し入れても、温度が低いままなのでこの部分の相対湿度が上がったままになり、顕熱比が高い運転状態ですとカビの増殖し易い環境となります。

 夏季のエアコン設置場所は従来のように小さなエアコンを1階・2階のオープン空間の壁に掛ける方法か、ちょっと工夫して小屋裏空間にエアコンチャンバー部屋を作って、そこからダクトで冷気を各室に降ろす全館空調方法などもあります。





by titeki-oota | 2017-10-13 09:11 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

 今回の現場も、水回り個所(トイレ・台所・洗面脱衣室)に長尺シート(長尺シートとは、塩ビ系の床仕上材で長尺もの)を貼りました。

 
 色んな床材がある中で何と言っても耐久性が抜群です。掃除のしやすさに、水にも強くて土足にも耐えるくらいに表面が硬く傷が付きにくい素材です。最近では耐薬品性、耐久性が優れているものが多く開発され病院や店舗にも使われていて、他のフローリングやタイルと違い施工も比較的早く簡単です。但し余り多くの面積に敷くと安っぽく無機質な印象となってしまうのがデメリットの1つでしょうか?。


 設計者・お客様に此のような塩ビ製品を特に毛嫌いする方が中には、いらしゃいます。しかし、自然素材に憧れて無垢の床材を貼ったまでは良いが、その後の管理で困っている例をお聞きする機会がありました。雰囲気や良い事ばかりで無く実生活に思いを馳せて建て主さんは弱点なども事前に施工側に質問してシッカリと優劣を把握して置くべきでしょう。


 施工は床下地のつなぎ目箇所にパテ埋めをして床を平滑にして、その後、床にノリを塗布後、長尺シートを敷き詰めてからローラーを用いて、ノリと長尺シートを接着させていきます。最後の仕上げで長尺シートのジョイント部分は、塩ビ溶接棒と工具を使用して、シート同士を接着・平滑に仕上げて終了です。

  
合板のつなぎ目にパテを埋め終えたところです。

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   シートは丸められて納品されますので平らに伸ばして癖を取ってから貼って行きます。
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by titeki-oota | 2017-09-22 13:45 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)
 金属系・外壁工事、ようやく終わりました。  

 窓回りの水切り部材の取り付け作業が予定時期より大きく遅くれて、当然に大工が取り掛かるべき外壁材施工も遅くなった次第。  

 下の写真は板金職人さんが折り曲げて加工して取り付けてくれた窓枠の上部を覆うように傾斜を付けた水切り部材です。
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 此れらの作業遅れは板金職人さん不足から来ているのが大きな原因です。  

 度々、求人新聞広告やハローワークで募集を掛けても問い合わせが少なく仮に入社しても長く居てくれないなど大きな問題となっていると聞きました。  

 例にもれず建築・土木関連職種は、何処も若い職人さんが不足している中で、その中でも特に少ないのが左官職人で、何とか改善したいと何年も前から言われ続けて来たが、一向に明るい話は聞こえて来ない。
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by titeki-oota | 2017-09-04 09:32 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)
 最後まで残っていた屋根面の断熱材充填作業だが105mm厚 16k品 3枚を重ねながら、全て入れ終えました。直ぐに気密・防湿シートも連続させつつ張り終え、全ての断熱・気密シート施工は終了となります。  

 此処での、大事なチェックポイントが重ね代です。気密・防湿シートの浮き・切れ目等(継ぎ目)に不備があれば、そこの個所の断熱材がダメージを受けたり換気ルートにも悪影響を起こしたりします。  

 写真の様に梁廻り・重ね代のテーピングしている上面から小割材で押さえ付けて将来に亘ってテープが浮き上がって(気密性が年数と共に低下していくことから)来ないように一手間を掛けております。
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 スリーブ穴の周辺気密処理も専用の気密部材をテープ処理後に其の上から杉板を円サイズに、くり抜いてから打ち付けます。
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by titeki-oota | 2017-08-29 11:39 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

 お盆前に壁外部側のGW 付加断熱材105mm厚を2枚重ね、すべて入れ終え合計210mm厚を確保しましたが休み明けからは内部側から施工する充填断熱 GW105mm厚を入れながら追っかけるように気密・防湿シートを張り巡らしております。

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 これで、内・外のGW断熱材の厚みは315mm厚となります。この後の作業として屋根断熱GW105mm×3枚を充填しながら同じ315mm厚とします。

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by titeki-oota | 2017-08-21 11:57 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

 今回の現場も付加断熱材を施して壁の厚みは断熱材だけでも内・外で315mmと、分厚く断熱材を入れます。どうして、このように断熱材を厚くするのは単なる省エネ・快適性追求ばかりでは有りません。

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今年の4月より住宅の省エネルギー性能に関する歴史的な法改正が施行された様に
 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_tk4_000103.html
 住宅の断熱性能に加えて、導入する設備機器の省エネ性能も評価することになり、そして2020年までに、この省エネ基準がすべての住宅に義務化される予定となっております。


 住宅のハイスペック断熱化は断熱性能の更なる効果があることはもちろんの事、導入する設備機器の省エネ性能にも大きな効果があります。

 巷で良く聞かれます低性能住宅に大きな暖冷房設備を導入し、常にフル稼働させることは、気流の強さによる不快感や室内の温度ムラによる不快感と共に更には光熱費の高騰を招いてしまいます。

 
 そこで解決策として住宅の各部の断熱性能(気密)を数値で確認しつつ丁寧な施工で完成させると、小さい容量の暖冷房設備でゆとりのある運転を行い、さらに快適な空間を実現することが出来るのです。

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by titeki-oota | 2017-08-04 13:05 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

 基礎しか無かった場所に、ある日突然、建物がすっくと立ち上がる姿は何度見ても感動します。


 屋根垂木には、いつもの様にセイの大きなツーバイ材、2×12材です。更に木材を抱かせてから屋根断熱材として105mm厚×3枚=315mmのGW断熱材を屋根葺き後に充填して行きます。

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by titeki-oota | 2017-07-28 15:41 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

 今回の現場から以前まで採用して来た米ヒバ材の土台(色々と探したが入荷して来ない)に替わってヒノキ材となりました。

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 構造体組み上げで、最初の気密を取る作業の1つとして平滑な基礎天ばんの上に気密土間リスト・土台先張りシートを一緒に噛ませてから土台を乗っけます。

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by titeki-oota | 2017-07-26 10:40 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)
 型枠から外したら直ぐに基礎断熱材の表面を少しでも紫外線劣化から防ぐために基礎断熱材に特殊モルタル+グラスファイバーメッシュと共に塗りました。   

 今回も基礎断熱材に採用した種類はパフォームガード防蟻基礎断熱材「ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)」 厚さ150mm品です。  

 パフォームガードはシロアリ防除機能付きの断熱材です。防蟻性能は半永久的であって、安定した成分によって.自然分解がなく、土壌汚染など地球環境への害がないことをアメリカ環境保護庁(EPA)が.承認をしている断熱材。とメーカーは歌っておりますが、当社では更に用心して基礎を作る前の段階で地盤の黒土を全て剥ぎ取ってから砕石層地盤に置き換えております。
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by titeki-oota | 2017-07-17 13:35 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

  昨日のコンクリート打設は暑い中で行われました。

 スランプ固めで土間・立ち上がり部などに投入された生コン数量は約20立米ほど。 

ベースと立ち上がり部を同時に施工することにより、コールド・ジョイントも無く強固な基礎になり、外周基礎からのシロアリの侵入や(防蟻断熱材と相まって)、水の侵入を防ぐ効果もあります。
 

 最初に立ち上がり部から固めの生コンを投入すると浮かせている枠の下部から生コンが土間部に流れ出て来ます。

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最後に土間に生コンを流し込んで合体させ左官屋さんが均すと「一体打ちベタ基礎」は完成となります。
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by titeki-oota | 2017-07-01 09:02 | Q-1 有浦3丁目の家 | Comments(0)

つれづれなるままに、興味のある内容を、書きとめているブログ。


by タケちゃん