非暖房空間の温度測定
2008年 11月 21日
別の蛇口からの井戸水をしばらく掛けていたら如何にか解凍出来て一安心であったがこれからは肝にめいじて面倒だが忘れないでやらないと最悪の場合水道管を破裂させてしまうから手に負えない。北国に暮らすのも楽ではない余計な仕事なのだ。
日中も気温が上がらず午後3時頃に当社の「Q-1獅子ヶ森モデル住宅」に点検を兼ねて出掛けて来たが此処の建物は暖房は一切入れておらず勿論、生活熱なども無くて完全に熱源のない状態で室内の表面温度を測定して来ました。
室内の温度を測定する前に外気を測ったらプラス0、2度で時々風と共に雪が降っている。
居間窓際のフローリング床表面温度は13、6度です。
床下点検口を開けての土間コンクリート表面温度は15、2度と測定され思っていたより暖かく基礎断熱と地熱の影響が上手く取り込まれた結果で、あくまでも万が一だが非常時、冬期間に長期に渡って暖房が停止した時には縄文時代のように地面に穴を掘って地熱利用で暮らしたのを真似て床下で暮したら良いのかと本気で考えてしまいました。
地熱と言えば「アイヌの伝統的民家チセ」だが地熱を上手く利用していたのが有名です。
アイヌのチセ住宅は、文献等によれば、冬は暖かかったようです。極寒の地/旭川において、自然界に或る物を上手く組み合わせてチセの中は冬でも暖かく、また夏は非常に風通しがよくなる構造で現代の住宅に取り入れるヒントは沢山あります。
温度計を当てて測定したらLow-E複層アルゴンガス入り窓ガラスの表面温度は11度となっております。