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Q-1「代野の家 Y邸」屋根断熱

 省エネや、地球温暖化などと考えると、これから住宅の断熱材は益々重要になって来ます。
断熱の方法は色々と有り、その一つ一つの仕様も違うので、現場の第一線で働いている大工が勉強し良く覚えていないと現場ではとんでもない事が起こりうる場合があるので、断熱・気密(通気)工事の時には特に気を付けて施工しています。
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 内部工事は、屋根断熱材グラスウール(高性能16K)を100mmを3枚重ねて施工し300mmの断熱材の厚さで室内側には0.2㍉厚ポリエチレンフィルムの防湿層を張りながら気密工事も同時に進めております。
 テーピングした箇所などは全て上面から木片で押さえて行きます。テープだけですと浮き上がったり剝がれて来てしまう事があって手間は掛かるが後々の気密経年変化を考えると、どうしても避けては通れない部分です。こんな所などが同業者仲間からも面倒だと思われるところかも知れません。
しかし、断熱・気密の施工方法としては沢山あるがどれを選択したにしても手間とお金?を掛けてやらないと性能を引き出して長年に渡って安定した断熱・気密を保っているかと言えばかなり難しいのが本音。例えば今、流行りの吹き付け断熱材だが安くて簡単に気密と断熱が出来るが、しかしその後の変化については知っているんだろうか?
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 今では屋根を葺いたので見えないが屋根側にはタル木2×12材の上にタイべックを挟んで54mmの通気タル木でスペースを確保した通気層がありこの間を湿気や熱気を流します。
屋根面を断熱した場合に通気層にスムーズに空気が流れるようにすると、屋根面の温度が上昇しても断熱材の室内側の温度の上昇は少なくて済むので、かなり断熱効果が大きいです。
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by titeki-oota | 2009-05-11 12:59 | Comments(0)

つれづれなるままに、興味のある内容を、書きとめているブログ。


by タケちゃん