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Q-1「綴子の家 M邸」 ベタ基礎一体打ち工法

 いつもの事ながらコンクリート打ち日の2、3日前から天気予報が気になって仕方がない 今日も早朝に確認したら降水確率30%なので予定通りコンクリート打設を行いました。
曇り空で気温も9時半ころには24度とコンクリートにも最高の条件です。カンカン照りだと固まりが速くて左官屋さんも次々と追い立てられるが今日は余裕でコテで均して行きます。

  一般的にベタ基礎は、最初に底面を打ち、固まってから立ち上がり部分を打つという、2段階の手順で行いますが今回の現場も以前と同じように1回で打設を終えます。
「浮型枠」になっている基礎立ち上がり部から流し込んだ生コンが土間部(厚さは150ミリ)に流れて出て来た所にタイミングを見て追加で生コンを入れると一回で基礎と土間が一体化しUの字のようにコールドジョイント(打ち継ぎが出来ません)が無く強固なコンクリートが出来あがります。
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 いつ、お天気が急変しても良いように打設後に現場に単管をガッチリ組んでブルーシートを被せる「屋根」を設置して養生をします。中で2度3度とコテで「押さえ」作業の左官屋さんは蒸し風呂状態で悲鳴を上げておりました。
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 今回、使用した生コンの使用量は約17 m3(大型生コン車で4台)でスランプ(固さの目安)は少し固くてして15㎝、呼び強度は24(N/m㎡)です。

 写真でも分かるようにポンプ車から送られて来る生コンのモコモコ感(スランプ15センチ)が出ています。柔らかい時にはプラントに無線を入れて頂いて固くしてもらうんだが昼頃から気温が上昇して来て作業がはかどらず、むしろ18センチでも良かったかも知れない。
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 ホールダウン金物やアンカーボルトは事前に横筋を取り付けてフック出来るように固定して置きます。
横筋にフックさせないで生コン打ち時に「田植え方式」だと鉄筋に絡んでいない箇所も出て本来の強度は出ないし当然に大地震の際に引っ張り強度に差が出てきます。
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by titeki-oota | 2009-08-07 15:47 | Comments(0)

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by タケちゃん