Q-1「清水の家」 インターロッキング工事
2009年 10月 09日
路盤を均す前に地盤の高さを確認しますが普段は測量機器で水平の墨だしを行っています。
その機器とは「レベル」ですが、まず水平に据え付けることが必要であり調整方法は透明ガラスの中心に円が書いてあり円とガラスを通して見える水泡が重なれば、「レベル」が水平に据えられたことになりますがいかに精密な機械でも最初は「水」が頼りです。
今日の現場にそのレベル機器を持ち込まず、もっと簡単に水平を出すために昔からある小さな器具が「水盛り器」です。当社のY大工が年代物を現場に持って来たので久しぶりに測量を懐かしく見る事が出来ました。
水平の測り方は金属製の水桶にゴムホースを接続し、その先端にガラスの管を取り付けただけであって気泡を抜いてからガラスの先端から水がこぼれないように先端を上にむけながら、ガラスの中の水面位置を必要な場所に記していく。
素朴な仕組みではあるが精度は確かである。道具が何も無いときにはチョットある物を工夫すれば水平を計る道具は作れます。水面が常に水平である性質を利用して基本的には水平基準を出すのは今も昔も変わっていない。