エアバック
2012年 05月 08日
帰省中の長女が窓から斜め越しに外を見ていたんだが「車がぶつかっている!!」と大きな声を出して傘も差さずに猛ダッシュして事故車に駆け依って行った。
長女の後を追って次女と共に小生も走ったが信号機の鉄柱に軽自動車がスリップ痕も無くモロに衝突していた。バンパーが砕けて脱落しエンジンオイルが漏れて前輪が90度折れ曲がって居る事から可なり強くぶつかった様にも見受けられた。
雨の中で娘は男性老人のシートベルトを外そうと必死になっていた。何しろ車内2つのエアバックが膨らんだ時の火薬の煙が立ち込めていた影響でエンジンからの煙と勘違いして焦ったのかも知れない。(事故直後のエアバックの煙を見るのは初めてなので小生も煙を見た時は必死だった。)
それでも、万が一の事を考えて80代の男性老人を車から出して我が家の風除室まで案内して救急車を待っていた。こんな時に意外と冷静なのが次女でいつの間に持って来たのか箱のテッシュペーパーで顔からの血を拭いているのだ。
車が大破した割には1人で歩けるし胸の軽い痛みを訴えていたがエアバックのお陰で恐らく軽傷であろうと思う。本人は動転して電話も掛けれない状態だったので携帯をお借りして老人の自宅に連絡を取っている内に救急車が到着。
その後に到着した警察官に本人がぶつかる直前に語っていた「前方が曇った」話などを説明したが、その後も何かと関係者の出入りが激しく落ち着かない連休中の一コマであった。