一心院南の家 「雪庇(せっぴ)防止対策」

 積雪地帯では無落雪屋根などに積もった雪が風で流され、風下の屋根の端に溜まることで雪庇(せっぴ)が成長して行き雪が迫り出し、垂れ下がって来る雪国特有の現象が起きます。
このままにしておくといつ落ちてくるかわからない為に非常に危険なうえに早めに落とさないと雪庇の重量が軒先や雨樋を痛めてしまいます。

 対策として人が屋根に上がってスコップで突き落とすか下から突く雪庇落とし器具しかありません。商品も数々販売されているわけですが、使用して見ての効果はイマイチ。
雪庇というのは見た目と違い固い雪で、時には下の層が氷の塊になっていますから、今までの経験から長い棒状の器具でパシパシ叩いたり引っ掛け切り落とそうとしても中々落ちてくれるような代物ではありませんでした。

 やはり、根本的に雪庇自体を前もって防止することが必要です。
特に今回の現場は風下の東側に隣家の玄関口があり何としてでも確実な雪庇対策を行い迷惑を掛けない様に、しなければいけませんでした。
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 下の写真は板金職人テルさんが頑張ってくれて、こんな感じで造りステンレス板を被せて三角形の雪庇防止柵となります。
トップ部分にはステンレス板を両側から2枚重ね0.7mm厚に仕上げ、高さ15センチの雪切り板が付きます。
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 10数年前に造った時の雪庇防止柵は成功しお客さんから、お褒めの言葉を頂きましたが地形や周りの建物環境に依っては風の渦が変わる時があるが、いずれにせよ防止柵にぶつかって西からの風向きを変え、風速を上げながら、雪は飛び散る効果があるはずだが・・・。
by titeki-oota | 2012-08-09 16:26 | Q-1 一心院南の家 | Comments(0)

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