ブルーベリーの「緑枝挿し」
2017年 07月 29日
ブルーベリーの苗木3本を弘前で買って来たのが春先のこと、その後は花芽を全て取り除き実を付けさせず、木を大きくすることを優先しながら日ごろ、雑草取り、水やりなど何かとまめに世話をしているせいか自然と頭の中はすっかりブルーベリーの事で一杯です。
6月下旬に、親戚宅に行った折に庭の片隅に手入れもされずに枝が伸び放題になっている名の知れぬブルーベリーを発見しました。可なり前に種苗交換会会場で買い求めたようで、余り実がなったのを見た事がないと言っていた。
そこで許可を頂いて今年になってから伸びた太い新梢を1mくらい切り取って、挿し木にするために持ち帰り直ぐに水に漬けて置きます。
〇緑枝挿しを行う前に、先ずは新梢を10cmくらいに鋭利な刃物で調整し芽の 部分を斜めにカット(左図)。
〇カットしたものは水に2時間ぐらいつけて置きます。
〇次に2、3枚葉を残しその葉は1/2にカットします。
〇用土は成分無調整のピートモス70%に鹿沼土30%混ぜた物を使います。
〇水を切らさずに半日陰で風通しが良い場所に置き気長に発根するのを待ちます。
鉢を覆う手頃なビニールを探したが見つからず、ホームセンターで漸く探して来たのが写真に写っている家庭菜園の野菜苗を保護する大き目の〔保温カバー・苗カバー〕です。
此のカバーに依って土中の水分の蒸発を防ぎ、さらに空間湿度が高い状態で保たれます。 安あがりで、効果の高い挿し木方法となるはずです。
挿し木から発根するまで2~3ヶ月掛かる事から写真は切り取った枝の養分で新たな葉っぱが芽吹いて来た一次成長としては順調です。
この段階ではまだ根は出ていないので、此れからの1カ月間の二次成長を無事に乗り切れれば発根しているはずだが、毎日の水やりは欠かせない。鉢上げまで、未だ未だ道のりが長い。