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建築坪単価の不思議

 
 「そろそろウチも家を建てることを真剣に考えるか」と、住宅選びのために新聞広告、チラシやインターネットなどでハウスメーカーや工務店の情報を集めていくと、あっちこっちに出てくるのが『坪単価』という文字。文字の通り1坪あたりの建物の工事費を指しています。まずこの坪単価を信用しないでください。あくまでも目安ですから。「1坪」は畳約2帖分の広さで、約3.3㎡(平方メートル)です。

 40坪の家で、工事費が1500万円の場合、1500万円÷40坪=坪単価37,5万円となりますがところが、この『坪単価』という建築工事費を表わす単位として、広く使われているものの、「法律などで明確な規定のない単位」であり、使い方は「各社が自分達の都合に合わせて使われている」「各社『坪単価』の計算方法がまちまち」が実情。
40坪の家でも普通はお風呂・トイレ(1から2)・台所は一つ必要です。単純に計算すると大きい家ほど坪単価は安く小さい家ほど坪単価は高くなります。家は坪単価で比較するのではなく、工事・技術内容と設備内容と総金額で比較してください。
例えばあるローコスト住宅会社の坪単価27、8万円の住宅の考え方:施工面積115.7㎡(35坪)以上からの坪単価で地盤調査、門塀工事、屋外電気配線工事、屋外給排水工事、上下水道接続工事、その他諸費用などは含まれておりません。
別のローコスト住宅は25万円位からの話もありますが、目玉になっているもの以外は付いていないものが多く、積み上げ方式になるので、最終的に40万位になってしまう。「安くていい家」は安さを売りものにしているのであって、いい家ができるとは限りません。
安さを売り物にしているところは10年もてばいいと思っているところもあるみたいだから十分にご注意をした方がいいです。法律で決められた建物の構造体の瑕疵担保責任は10年ですから。

 某ローコストメーカー毎回毎回、着工棟数日本一と有名タレントを使ってテレビやチラシで謳っていたが、やはり、嘘だった。公取から排除命令が下った。正直、うすうす感じていたが虚偽はいけない・・・。

 知人から相談らしき事で話があった。大館市内のある大手住宅会社は延べ床面積が30坪でオール電化仕様(後からこの仕様に変更?)最初の言われた金額が坪単価28万だったそうだが引渡し時の請求された金額を面積で割ったら何と!坪80万になってしまったとか。こんな金額になるまでお互いに金額の確認をしなかったのか誠に不思議な事で坪80万に膨らんだ詳細を聞いてみたいもんだ。
この会社は他のお客との間でもトラブルがでていて正式契約でもないのに(会社印も押されていない契約書だとか?) キャンセルに伴う違約金(詳しくは言えないがン百万)で調停を起こされている。どちらも弁護士を立てている。
中身を確認して(契約の中身はよく分からないと言う人もいるが)契約前に建てる人はシッカリとした生活出来るまでの
総額いくらなのか頼む方も頼まれる方も口約束はいけません。何度も確認してから文書化してください。
by titeki-oota | 2007-04-03 12:27 | Comments(0)

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by タケちゃん