カテゴリ:Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス( 12 )

  前回は気密測定について書き留めましたが、その後に「換気風量測定」を行いました。


 風量測定も気密測定と同じで測定器械で計って見ないと何にも分からない分野です。


 過去に1種換気(箱ものダクト式・壁付き型)3種換気(箱ものダクト式・壁付き型)と色々と採用設置して来ましたが、それぞれに、メリット、デメリットが有り、採用するにあたっては、いつも悩ましい事の1つです。  

 
 今回の現場も3種換気ノンダクト式ですがノンダクトはダクト内の汚れなどは気にしなくて良いのですが、風量コントロールで希望とする風量を確保するのが、すこぶる難しいのが実情です。風量が少なければ結露や生活臭などの問題が発生しかねないし、逆に風量が多すぎると冬期間は寒さや、省エネ性に於いて問題が発生する事となります。

 
 3種の場合は気密性能値も関連しているが、そこの住宅内の気積に応じた市販されている換気扇を稼働させながら0.3回/hから0.5回/hに収めるのが難しいのです。(コントローラーを用いて0から100%までの可変式モーターなら簡単にできて苦労はしないと思うが・・・)その点に於いて1種方式は、それぞれのモーターで吸気も排気もクロス熱交換しますので、3種方式のような心配は、まず要りません。

   
 但し1種換気のモーター交換は何十年先にはメーカーが製造を中止して簡単に部品が手に入らない事が予想されます。(20年前の国産品でも入手出来ずに苦労してるのに輸入品モーターはもっと大変なことが予想され導入するには注意が必要です。)


 3種方式のメリットとして設置する市販されている壁付型換気扇 又は天井扇(ダクトが1m未満)はとにかく24時間連続運転しても消費電力量が少ないのが特徴です。そして何より重要な事は、将来、必ず故障するだろうモーターでも、同規模風量タイプを選択さえすれば簡単に取り換える事が出来ます。(いつの時代でも必ず販売されているので安心です。)

 
 前置きが長くなりましたが、測定結果は1階トイレ及び2階トイレ、洗面化粧室の排気口に測定器を当てた数値は弱運転時:56+63+21=140㎥/hと実測されました。住宅内の気積は281.65㎥ですので換気回数は0.5回(2時間で家の中の全ての空気が入れ替わります。)となり、強運転時:93+103+21=217㎥/hで換気回数は0.77回でした。(特殊な例を除き生活する上では、ほとんど強運転はしない。)

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by titeki-oota | 2018-04-18 13:56 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)
  久しくブログ更新をさぼっていました。

 今日は、いつもお願いしておりますY社のIさん持参の測定機械に依ってモデルハウスの気密測定を行って頂きました。

 測定に入る前に先ず手動にて室内に減圧を掛けたままに外部から侵入して来る気流漏れ箇所を確認します。やはり、いつもの様に「引き違い窓」のレール部と、召合せ部(中央部側)からスースーと風が入って来ております。本当なら「縦すべり窓」などが気密性能を上げる上で有利になるのは分かっているが、諸々のメリットを考え「引き違い窓」を長く採用しております。
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 総すきま相当面積は77㎠とプリントアウトされ計算しますと気密性能はいつもの範囲に収まる 
n値1.46と共に0.57㎠/㎡の結果が出ました。
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 長年に亘って当社は全棟、気密測定を行って来ましたが、下記の表のように近頃は大手ハウスメーカーも含めて行わない会社があるのが誠に残念な事です。もし気密試験を行って目標とする数値が出ない時の事を恐れているのか・・・。
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by titeki-oota | 2018-04-13 13:13 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)
 室内側から充填するGW断熱材施工が昨日から始まりました。
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 この断熱材充填作業で全て入れ終えると内側105mm・外側210mmあわせて315mm厚の壁断熱層が完了します。  断熱材を入れ終えると直ぐに防湿・気密シートを張りめぐらして行きますが今回の現場は2階の床が根太レス合板を施工する関係から、いつも行っている先張りシートとのジョイントが出来ず、収め方が少々面倒になります。

 写真の様に胴差周りから構造材廻りまで気密テーピングした上から小割木材で押さえつけて行く作業を行います。

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by titeki-oota | 2018-01-11 08:56 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

 昨日まで続いた爆弾低気圧に依る悪天候で外部仕事は全て取りやめて内部作業に変更です。


 屋根断熱材として105mm厚を3枚重ね、合計で315mm厚の断熱層を確保します。後を追っかける様に気密シートを張りめぐらして行きテープ処理してから小割り木片で全てのシートの合わせ目の上部から押さえます。こうすると将来に亘って浮き上がりや剥がれ防止に繋がります。

 屋根断熱材も壁に入れる断熱材と同じ性能品です。黄色いグラスウールはマグの「スーパーイエロー」相当密度:高性能16(kg/m3)・ 熱伝導率: 0.038(W/m・k)。



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by titeki-oota | 2017-12-28 13:06 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

 此の地域で「 省エネ性・住まいのここち良さ」を求めるなら、先ず一番最初に、断熱材の「厚み」に拘って欲しい。と言うことで今回の現場も内部側から充填断熱をした上で外部側に外張断熱を行う「付加断熱」という工法です。   

 
 そこで付加断熱支持材として2×8材(38mm×184mm)+胴縁材(21mm)を抱き合わせながら、取り付ける作業を盛んに行っております。


 付加断熱支持材設置作業を組み終えれば外部側の断熱材の充填を始めます。内部から充填する断熱厚105mm+外側の付加断熱厚210mmで構成されてます。トータルで壁の断熱材厚みは、内外合わせて315mm。
 
 断熱支持材間に入れている黄色いグラスウールは繊維の1本1本に撥水処理を施されたマグの「スーパーイエロー」相当密度:高性能16(kg/m3)・ 熱伝導率: 0.038(W/m・k)品です。

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by titeki-oota | 2017-12-22 14:52 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

 昨日は、当社の大工と電気屋さんを交えて東京から駈け付けてくれたメーカーさん3名の指導の元で 久しぶりにお天気に恵まれた中で太陽光発電パネル設置作業が行われました。

 
 太陽光パネルの設置方法は、大きく分けて2種類あります。「屋根置き型」と「屋根一体型」となっており、それぞれに特長があって長所と短所もあります。


 採用したのは屋根材型太陽光発電システム「はたらく屋根-エコテクノルーフ」名のとおり、屋根葺き材であり、太陽光発電システムとしても機能する 優れもの。だから、後付けタイプの太陽光発電システムを採用・施工するのと 違い、屋根を傷めることもありません。


ZEHの条件を満たす為に切り離せないのがソーラーパネル(太陽光発電システム)の設置。敷き並べたパネルの枚数は各種72枚で公称最大出力は8.97kwとなります。


 8時半から午後3時頃までの作業予定時間だったが当社の大工・電気屋さんが事前に何時間も講習を受けて習得していたお陰もあって、お昼頃で殆どの作業が終了してしまい、メーカーさん曰く、過去の同規模作業時間としては最速でないかとビックリ!しておりました。


 屋根置き型の太陽光発電パネルはパネルの下敷きになる屋根材のメンテナンスがしづらく、屋根全体の重量や雨じまいに課題が残ると考えられるが、その点に於いて屋根材一体型システムは軽量で雨漏れや耐久性の高いのが特徴です。


 施工は、アルミの縦桟を野地板上にビス留めで固定。桟と桟の間に屋根材を兼ねた発電パネルモジュールを滑りこませる。モジュールを留めるアルミフレームと縦桟は、アルミ同士の勘合で二重に止水する断面形状になっており、止水にシーリングは使っていない。

 万が一雨水が浸入しても雨水は縦桟にたまり、流れ伝って軒先の雨樋に排水されるため、ルーフィング材には落ちない。

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施工が簡単なため、一般的規模の住宅屋根なら2人工ほどで施工できるという。また、施工後にパネルに不具合が起こっても、問題のあるパネルだけを取り出して交換できるなど、メンテナンス性も良い。パネルと野地板の間の空間は通気層になります。 パネル下は通気層が確保されていて、軒先の収まりはステンレス製の金網が付いていて虫などの侵入を防ぎ風だけが流れる造りになります。

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 パネル面の端に黒い立ち上がり部が有りますが屋根面に積もった雪が走らないよう無落雪タイプとなります。
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by titeki-oota | 2017-12-16 13:08 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

 月曜日から始まった建て方作業ですが今日は2階の床梁まで組み上がり金物を入れてます。

 木造の弱点とも言える、梁の継ぎ目や仕口部分は、用途に合わせた金物で補強していき、抜け落ちやズレを防止します。

 
 先張りシートを予め「胴差し廻り」に張り巡らして行きますが、今回の現場は根ダレス工法の為に先張りシートの扱いが、いつもの手順を変更して少しだけ気密処理作業が面倒になります。

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by titeki-oota | 2017-12-06 14:27 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

 雪は殆ど無くなり外仕事は捗りますが、風が吹けば寒さは身体に堪えます。昨日そんな寒風の中で基礎廻りの左官工事を行いました。

 基礎天端のモルタル仕上げと150mm厚のEPS防蟻基礎断熱材の表面に基礎断熱用モルタル(炭素繊維入りのプレミックス樹脂モルタル)を均一な厚さに下塗りしてから白いグラスファイバーメッシュを伏せ込み、直ぐに上塗りして仕上げて行きます。
 

 作業中は雨、雪は降らなかったが日中でも気温が1桁台という事で、念のため特殊モルタル材に防凍剤を入れ塗って頂きました。

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by titeki-oota | 2017-12-01 08:02 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

 天気予報を見ても今週はずっと雪か雨交じりの雪が多い中で理想的な1日だけコンクリート打設が出来る日が・・・それが11月21日だけであった。


 天気とニラメッコしながらコンクリートを打設する業者は皆んな考える事は一緒なこと。この日も混雑していて注文も時間的に合わずに苦労しました。


 先ず生コンを手配すれば午前、ヘリポート建築で50立米以上の打設が入っているとかで午後の一番に回され肝心の生コン圧送車は此の近辺の業者が全て忙しくて断られ潟上市から1時間半も掛けて来て頂きどうにか作業を行う事が出来て一安心であった。


 それでなくても左官職人が少ない中で、当日の職人の都合、天気との兼ね合い、圧送車、生コン車の手配とどれ1つ掛けても作業が出来なくなるので毎回の事だが調整しながら各業者からOKを貰うのは大変である。

   
 立ち上がり型枠にスランプ15センチの生コンを入れて行きます。浮かせている型枠下部から土間に流れ出て来ます。

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 次に土間に生コンを流し込んで行くことに依って「立ち上がり」と「土間」がコールドジョイントが起きず一体化します。
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 仕上げとして土間を左官屋さんがコテで均して押さえて終了です。
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 生コンの呼び強度はいつもは24N/mm2を使っていたのが今回は「長期優良住宅」と言うこともあって30N/mm2と100年物品に変更しました。当然のように水セメント比も出荷表のように48.3%と小さくなります。
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by titeki-oota | 2017-11-24 10:41 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

  基礎の配筋検査を受けました。検査員は設計図書と照合しながら鉄筋のピッチやら重ね寸法、コンクリートのかぶり厚さ等も確認しながら検査は無事に合格です。

 
 今回の現場は「長期優良住宅の認定基準」などもあって基礎コンクリートに埋設する鉄筋の本数や太さも、構造計算結果に従い決定しました。 今回の現場も床下空間すべてをエアコン1台で暖房するに当たって立ち上がり基礎の間隔を広く取った空間となっていて構造計算上、シングル鉄筋のピッチは小さい所で85mmピッチに始まって150mm、200mmと多様な組み合わせ、更には鉄筋の径も16mm、13mm、10mmと、種類が多く図面とニラメッコしながら鉄筋を結束、いつもの仕様と違い現場は大変です。

  

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 べた基礎の、スラブ筋にオーバーかなと思う位に投入された鉄筋量、普通の基礎造りの約2倍の鉄筋量を使用するのは、耐震性upの耐圧版にする為です。もし地震が発生した際に柱や壁を伝わって建物の全荷重を底面全体に分散させる役目も担っています。 鉄筋だけ強くしてもバランスが悪くなるので、同じように生コンクリート「呼び強度」も上げなければいけない。
耐久設計基準強度から言えば長期=30N/mm2(100年耐久)を外周部の基礎に打設する予定です。


 今さら言うまでもない事だが鉄筋コンクリートは「鉄筋」と「コンクリート」それぞれが役割を分担している構造体です。「鉄筋」は引っ張り力に強いが圧縮力には無力。「コンクリート」は圧縮力に強いが引っ張り力には無力、お互いの利点(強さ)を活かした構造体が「鉄筋コンクリート」なのです。 


by titeki-oota | 2017-11-17 09:35 | Q-1 泉町Ⅱ モデルハウス | Comments(0)

つれづれなるままに、興味のある内容を、書きとめているブログ。


by タケちゃん