やはり、暮らしてみて何しかあった方が良いとの事から当初は簡単にメッシュシートを垂らす事を提案しましたがデザイン性やら耐久性、シート底部は重りなどで舞い上がらない様にするなど、考え始めたら気が重くなる事ばかり。
そこでメーカーからオプションで出ているカーポートの横側に取り付けるパネルがあるが難点は安い単価でないのがネック。
取り付け工事したサイドパネル3段(平板タイプ)の本体価格は定価だけを見ても何と約30万円と(工事費・諸経費は別)驚くような価格設定となっている。

玄関から横側への出入りを考慮してパネルの出っ張りを短く加工してます。

パネル取り付けに当たって支柱が1本増える事に依って足元のインターロッキングを取り外して支柱をモルタルで埋めましたが、抜いた箇所はインターロッキングを加工してから再度、埋め戻します。

●●様
遅くなりました。
家の中はたいへん暖かく、快適です。
半袖でもOKです。
靴下も履いてません。
もっと温度を低くしてもいいのですが、いつまた
停電になるかと思うと、温度高めに
してたほうがいいかと思って高くしてます。
欲をいえば、家の玄関前にも蓄熱体を1つ設置してたら、雪の始末が
楽だったかなあとおもいます。エヘへ。
大館市●●町 ●●
東北電力の料金明細も添付されて来ましたが 秋の頃のエアコンも暖房も入らない時期の1カ月の電気使用料金はAさん宅の場合6400円くらいの請求です。


1月の(34日使用分)請求金額は24553円です。単純に秋の請求金額から差し引いた18000円余りが
大雑把ですが暖房料金と見ることが出来ます。
詳細は1月分の夜間使用電力料金20772円ですからこの金額から温水器による給湯に掛かった料金だけを引きますとだいたい、金額が合います。
20772円÷34日間=611円
20772円-温水器給湯料金3000円=17772円
17772円÷34日=523円
31坪空間を暖める暖房だけに掛かった料金は1カ月(31日)×523円=16213円となります。
1日(24時間)暖房して523円だけですと今や高くなった灯油1リットル宅配料金で昨日、見掛けたホームセンターの料金表示は103円でしたので5リットル程度しか購入出来ない事になります。
取り付け工事は当社にいつも出入りしている電気屋さんです。
現場で立ち会って取り付け位置や下地材の確認、ステンビスの長さ、配管隙間充填(ウレタン材発砲)、カバー周りの防水コーキングなどを確認しながら丁寧に作業を進めて頂きました。

一般の方がエアコンを買い求める際は殆どの方は大手の電気屋さんから購入して取り付け作業は下請け業者さんが行っていると思います。
エアパージ(真空引き)について以前にも何度か話題にしてますが、取り付け作業の大事なポイントとなります。
配管接続終了後、配管に冷媒ガスを充填する前に、管内部を完全真空にして気泡や水分を無くする作業で、これをきっちりやることで、エアコンの性能が保たれるとされ、電動ポンプで30分以上作動させるのが理想だが忙しい業者は5分くらいでポンプから「コォコォコォ」と空気が引かれている音がした段階で終える業者さんもいます。
仮に時間の短さを指摘しても、「エアゲージで確認しながらやってるから大丈夫!」と言われてしまいそうだが出来れば長くポンプを掛けて頂きましょう。
午後からは窓メーカーさんが持参した気密測定機器を運び込んでA邸の気密測定です。
いつもなら準備から測定まで1人で作業して来たのに今日に限っては、なんと!3人も会場に入って用意万端、全て抜かり無く測定に当たってくれました。
測定する対象実質延べ面積は144.75㎡で平屋建で窓ガラスは殆どが引き違い窓で気密性では多少不利な面がありますがそれでも、オート測定によって総隙間相当(開口)面積は48c㎡と出力されました。開口面積を実質延べ面積で割ると0.33c㎡/㎡です。仮に家中全ての穴をかき集めた隙間を全部足したとしますと凡そ6.9cm×6.9cmの細かな隙間が何処かに点在していることを示しております。

下の写真でも表示されているように総隙間相当面積は48㎡と表示されてます。

同時に出力された隙間特性値nという値は1.39と表示されました。

このn値も大切な数値です。気密の施工状況とどんな隙間の開き方をしているかを知ることができる値で隙間探しの目安となる値となりチェック数字となります。
高いレベルの高気密住宅の隙間は非常に細かく、一方の気密の低い住宅の隙間は大きい傾向にあります。同じ開口面積であってもn値が2に近づくほど隙間は大きい箇所があって、1に近づくほど隙間が小さく点在していることを示します。
大工さんが気密を意識して作るとn値は1.0~1.5以内に収まるようになります。
換気システムを考えれば気密性能値は幾ら高くなっても構わない。
それは気密が高くなればなるほどに省エネ性アップはもちろん小さな点在している隙間からの給気が減り、計画的に給気口からの新鮮な空気が計算値に近い量として排気に繋がってスムーズに流れ室内空気が汚れない結果へと結びつきます。
外部の付加断熱材を入れている所です。細繊維16K・100ミリを2枚重ねて200ミリ厚になり、此の上にタイベック紙を張ってから外装材を張ります。

外側の断熱施工が終わってから室内側の壁に充填された細繊維16K・100ミリです。これで内外の断熱材の厚さは300ミリとなります。

そして、最後に充填するのは屋根断熱材で同じく細繊維16K・100ミリを3枚重ねて合計300ミリの厚さに仕上げます。

断熱材入れが終わってから先張りしていた気密土台シートや壁・天井などの気密・防湿シートを重ね合わせながらぐるっと張り巡らして行きます。
梁材と柱との取り合い部分の気密・防湿シート処理はブチルテープの上から胴ブチ材で押えて(テープが浮いて来る事がある為)気密の経年変化にも配慮しております。

床面積は平屋で約31坪。事前に暖房計画計算から弾き出された必要暖房負荷は安全率15%多く見ており1.4KW蓄熱暖房器6台です。
室内の壁に掛けられた操作パネルで蓄熱量設定は大・中・小で運転を行います。
床下蓄熱暖房器システムは、蓄熱本体、集中制御ボックス、床ガラリ、室内操作パネルで構成されていて深夜電力でレンガに蓄えた熱は、ゆっくりと放射されて床下で温まった空気が床ガラリ(通気孔)間仕切り壁などを抜けて室内を自然対流し、同時に床下コンクリート基礎・土間全体に蓄熱しながら暖める仕組みでファンを使った強制対流方式と異なり、気流感やホコリの舞い上がり等がありません。



「ひさし」部材 は既製品も販売されてますが、いつもの様に板金職人さんがコツコツとトタン板を加工して手作りしてくれました。
窓の上部に被せる小庇(こびさし)に依ってシーリング材が無い為に、汚れにくくメンテナンス性にも優れております。
窓枠から雨などが外壁を伝い流れないようにすることで、窓の汚れを抑え外壁の汚れも抑える効果があり長期における(シーリング材は劣化します。)開口部からの漏水防止の役目も果たします。
上部窓枠の上にタイベック紙を被せてからブチル系テープを張り小庇を取りつけ胴ブチで押えます。

窓枠にすっぽりと小庇(こびさし)を被せ終えた所です。ひさし上部は傾斜が付いておりますので雨水は溜まらずに自然と流れ落ちます。
