施主さんに対して使用方法やらで集まってくれた工事関係者は水道・電気・暖房器メーカー・エルク・電子錠の玄関ドアーを納入した卸会社さんと順番に時間を割いて説明して頂きました。
今日は完了検査と市税務課に依る固定資産税の家屋調査を受けまして公的検査は完全に終えたことになります。
明日は引っ越し業者を入れて作業を行うそうです。
18日は施主さんが感謝の気持ちから、どうしても(一度は辞退はしましたが・・・)大工さんや各職人さんと一献を傾けたいとの誘いがありまして、当日は喜んで参加させて頂く予定です。
建築された地域は今後も土地区画整理事業に伴って街並みが大きく変化して行きます。当然に近所の方々の、これからの解体等を控えて関心も高く会場に滞在する時間も長く、真剣さが伝わって来ました。
皆さんからの質問の中で、やはり冬季間の寒さ対策・暖房代に関する内容が多いのが特徴でした。やはり今年の異常な寒さが影響しているんでしょうね。
両日とも施主さん御夫婦がお客さんにスラスラと説明対応してくれて本当に助かりました。
(7年前ころ当社の見学会で始めてお会いしてからの長い付き合いですので建築知識は大変に豊富です。(笑))

井戸ポンプンは埋設にしないで地盤置きにして(地盤は水はけを良くしてます。)枡には全面に断熱材を入れました。板金職人テルさんが手がけた気合いが入った屋根蓋も完成しました。

今日は敷地内の庭に2トンダンプ3台の黒土を運び入れ庭木を数本植えて残りは家庭菜園にするそうです。
井戸水給水でステンレス製の流し台は道具や手洗いの為に設置しました。
アスファルト工事も終わって、此の路面には手前の二股蛇口からは井戸水を出しながら冬季間は降り積もった雪を散水ホースで融雪しながら玄関前に寄せられた雪の塊なども同時に融かすことが出来ます。

昨日、当社で紹介した家具屋さんから配達設置された「本物」のソファとダイニングテーブルです。

肘掛(カップ置き)の材質はバットでお馴染みの「タモ材」です。布地は金華山織りに近い肌触りです。

壁にキズを付けたくないと言われピクチャーレールを提案し2か所取り付けしました。

今日も引き続き寒いハッキリしない空模様です。
そんな中で今日は建材卸し会社が気密測定機器を運び込んでH邸で気密測定を行いました。
測定する住宅の実質延べ面積は186.17㎡です。
測定後に総隙間相当(開口)面積は 87 c㎡と出力されました。開口面積を実質延べ面積で割ると0.47c㎡/㎡です。仮に家中全ての穴をかき集めた隙間を全部足したとしますと凡そ9.3cm×9.3cmの細かな隙間が住宅内に点在していることを示しております。

同時にプリント出力された隙間特性値nという値は1.43と表示されました。

これ等の「高気密」を語る度に未だに勘違いした意見を述べる方や毛嫌いする方が居りますが換気システムを有効に働かせる為には気密性能値は幾ら高くなっても構わないのです。
それは気密度が高くなればなるほどに省エネ性アップはもちろん小さな点在している隙間からの無駄な給気が減り、計画的に給気口からの新鮮な空気が計算値に近い量として排気に繋がり計画的にスムーズに流れ室内空気が汚れない事となるのです。
気密性が高い事が分かったら次は24時間計画通りに確実に換気されているかは、快適な住環境のために大変重要なことです。
空気は見えないですから風量は1個所ずつ測定しない事には分かりません。
気密試験後に実測した1階・2階合計した換気風量は強運転のMAXで257㎥/hが記録され確認申請で届けていた設計換気量は0.5回分で181.41㎥/hでしたので楽々とクリアーしました。
家の中の空気を入れ替える換気回数は法定で1時間に0.5回、2時間で家中の空気を全て入れ換えるものと決められて居りますが実際に生活されますと冬期間に0.5回は多い為に0.3~0.35回に下げる事が必要のようです。
施主さんが立ち会ってくれたのですが風量測定の際の現場写真を撮り忘れたので以前に測定中の写真を掲載します。

いつもの様に施主さんの要望を聞き入れたデザインや収納性と色調を選択して頂きました。


今回は左側に造り付けの食器棚を配置して右側に造り付けのキッチンカウンターを設置しましたが上部の吊戸棚だけは内部金物の関係で既製品のムーブダウン吊戸棚を取り付けました。
手造り家具は自由自在に色調から形まで予算に合わせて選んで造ることが出来る上に隙間なくピッタリと設置する事が出来てホコリ溜まりは少なくなるし(ムーブダウン吊戸棚の上にも天井台輪を噛ませて)、家具の高さを天井まで延ばす事に依って倒れない地震に強いのが特徴です。
造り付け家具の良さは扉の素材やスライドレール金物まで選ぶ事が可能です。
今や自動に閉まるのが常識となりつつあるのが完全に閉じる手前でセルフ&ソフトクロージング機構が作動し、ゆっくりと静かに 引き出しが閉まるスライドレール金物。
家具の前面の窓ガラスは割れないアクリル系を使用して万が一の際の揺れに対してもロック機能が付いたキャッチを使用してますので食器類が飛び出さないようになっております。


玄関脇には西風からの風雨を避けるために木調色のアルミ製の太格子スクリーンを取りつけられました。
スクリーンは目隠し・住宅のアクセントなどを目的として取付けられています。 汎用性があり建物の形状に合わせて柔軟に対応が可能なので、 バルコニー、玄関前、窓の面格子など様々な部位で使用可能で、取り付ける場所を選びません。裏側には透明なポリかボネート板を取り付けております。

2階の各室(9畳・7畳)に2.2KWを2台、2階ホールに2.5KW1台を配置。
2.5KW機種を常時運転する事に依って2階空間と共に階段から冷気を下げながら1階空間も一緒にコントロールすることも可能です。しかし、家族の中でも室温には個人差がある事から細やか温度設定を想定して各室に取り付けた次第です。
1階の全て29坪空間は5.6KW1台(カタログでは主に18畳用)で運転する予定です。
取り付けた機種は平成24年度省エネ大賞を受賞した人気の『うるさら7(Rシリーズ)』カタログを眺めているがエアコンと呼ぶよりは、まさに進化した空調ロボットです。
発売から未だ半年あまりだが発売以来、販売台数のほうも絶好調だという。特徴は「新冷媒」「省エネ性」「気流」「自然の風」「光速ストリーマ(ダイキン独自の除菌・脱臭技術)」「除湿」「加湿」の7つの機能を持っていて最大の特徴は、エアコンの冷媒を新たな「HFC32(R32)」に変更した点で、暖房時のエネルギー効率が高いなど、冷媒としての性能が優れているという。
更なる特徴は何と言ってもダイキンだけの世界で唯一の技術で給水手間がかからない無給水加湿。
外気の水分を集めて室内を加湿して、無給水で冬の喉・肌を乾燥から守ると謳ってはいるが能力的に見て冬場の一番乾燥しているときに利用した場合は、どれくらい加湿効果があるかは?です。
うるさら7は寒くならない省エネなエアコンでもあります。
ダイキンの調査で夏場にエアコンを使用されている約半数の方が、冷えすぎが原因で冷房が苦手であることが分かった。冷えすぎない様にするには、設定温度はできるだけ下げずに湿度を下げることが重要。しかし従来の除湿方式(再熱除湿)では、室温を下げすぎないように一度冷やした冷気を暖めるため、電気代がかかることが課題だった。
新しい除湿方式では、必要な除湿量に合わせてリニアに熱交換器の使用量を変更し、部屋にある温かい空気と混ぜることで除湿するので従来の約半分の消費電力で、寒くない除湿が可能になった。
通常エアコンの配管は、冷媒管二本(太管、細管)ドレンホース(水抜き管)電線ケーブルが標準ですが、うるさら機種は、それに加えてドレンホースより太いくらいの加湿ホースがプラスされる事から、通常のエアコン配管穴では苦しい場合があります。それらを見越して事前に内径70mmのスリーブを入れて於いて正解でした。
室外機は深雪を想定してコンクリートブロックの上に載せた高い架台(サビに強い溶融亜鉛メッキ仕上げ)です。

ゲージマニホールドで真空引きも念入りにやってもらい配管穴の隙間にはウレタン断熱処理を行ってからパテ埋めして気密も完璧に処理しました。写真では転倒防止金具が付いておりませんが此の後にステンレス金具で壁に固定しました。

奥行きは37cmもあって大きく出っ張るているので他社製品とのあまりの違いにビックリ!です。
室内機フィンにも特徴があって下から気流を吸い込みながら、上部から天井に沿って空気を吹き出すという、これまでにない独自な構造を採用しているので部屋全体をしっかりと空気調和できそうです。
