続いて9月8日(土)に大館で市民住宅セミナーを開催いたします。本来ならば昨年の3月12日に講演して頂く段取りでしたが大地震の影響で中止となりました。
その後、諦め切れずに今回、加藤大志朗さんを住宅セミナーの講師として、お招きする事を要望して待ちに待って1年半ぶりの開催です。

加藤大志朗さんは岩手県で住宅・生活誌『家と人』を発行している住宅編集長。
家は子どもからお年寄りまで、誰もが健康で快適に住めるものでなければならない、という信念に基づく辛口の論評に定評があります。
此れまでに取材した住宅は1100件を超えるという貴重な経験を持つ先生のお話は正に当日、会場でしか聴けないもの。実際に先生のお話を聴いて家づくりに活かされた方が沢山、居られます。
これまで約20カ国を訪問、国際福祉・住宅問題など幅広い分野でルポや写真、エッセイを発表されて生活者の目線から一貫して日本の住宅における温熱環境の整備と住宅福祉の実現を唱えて来ました。
当日、会場にお越しになれない方は
加藤大志朗 【著】「家は夏も冬も旨とすべし」
定価:税込み 1,680円

大館市では、月後半となる16日以降の最高気温30度以上の連続日数が、27日で10日間に達しました。何でも観測史上2番目の記録だそうで、もし30日まで続けば最長タイになるそうだ。

「残暑」の時期でありながら日中は観測史上記録的な高温状態が続いているが気象庁のデータを見れば大館市の最高気温は18日が32.5度、19日が34.2度、20日が34.1度、21日が34.9度、22日が35.2度、23日が32.8度、24日が34.9度、25日が33.3度、26日が34度、昨日27日はとうとう県内26観測地点中最高の34.7度で、連続10日間になりました。
昭和51年以降の37年間の観測史上、月後半の最高気温30度以上連続日数が最も長かったのは22年で、13日間続いている。今年は同年に次いでおり、30日まで続けば最長タイを記録する事になるが天気予報から見れば、どうやらこれ等の記録も塗り替える勢いです。
台形出窓に取り付けてあったが1か所で操作すると3か所全ての羽(スラット)が動くタイプだったがコーナー連結部分がプラスチック製で擦り減って壊れていた。
ヒモでの上げ下げは出来るが肝心の羽の変更が出来なくなって日差しが入って眩しく暑く、今までは誠に不便だった。
新たに取り付けたブラインドの操作は3か所別々に行わければいけない。
以前の様に1箇所で羽を開閉すれば良かったのに比べて1箇所ずつ調節操作しなければいけない煩わしさがあるが専門業者からは、負担が掛かる部品が無いので長く使用できるとのアドバイスをもらって、こっちを選択した。


ふだんから奥行きがあって掃除のしにくい場所(台形出窓)でもあって 更にカウンター上に観葉植物を置いていて湿気と共にブラインドの羽が汚れやすい場所でもあることから今後は酸化チタン効果で、どの程度の汚れ具合いで進むか観察して見たいと思います。
リフォーム前の柱受け金物は根元に水が入っていて腐って倒壊寸前、危ない箇所もありました。

新たに基礎を造って土台水切りを回して柱に通気を取りながら太くしてバランス・デザイン性も高めました。

お盆過ぎからは3期目工事として2階の各部屋の壁・天井・床を取り払って新たに居間・食堂・台所・お風呂場・寝室などに生まれ変わります。

写真は内壁を解体したら現れた袋入りグラスウール断熱材だが20数年前に建築されたそうだが壁面にグラスウールが入っていない箇所もありました。当時、恐らく注文した量よりも現場で少なくなって面倒になり入れないままに石膏ボードを張って隠してしまったものと推測します。

以前にも話題にしたシャッターの取っ手だが自分でメーカーにお願いして置きながら当時、伝えた事すら、しっかりと忘れておりました。
工事後に偶然に目が行って記憶が甦って来ました。シャッター取っ手は、間違い無くステンレス製でリベット止めされており此れで長い期間、使用に耐えることができます。


早速、屋根に上がったところ、どうやら今年の大雪に依って1階の下屋(屋根)に2階からの落雪衝撃で母屋・タルキが破損して釣り木が押されて天井が下がったものと断定しました。

猛暑の中で朝から屋根を解体したが折れた母屋の継手は「追掛大栓継ぎ」部分が2階屋根からの落雪に依って見事にタルキと共に折れておりました。
破損した継ぎ手は桁、母屋、梁などの継ぎ手として用いられ継ぎ手の中では、強固なものの一つだが以前から亀裂でも入っていたのか今年の大雪による落下衝撃には、流石に耐えきれなかったようです。


解体後の 写真を見て分かりますように天井裏にも屋根面にも断熱材の類いが一切ありません。当時の(30数年前)住宅の造りとしては当たり前なんだが冬は寒くて夏が暑いのが当然です。
先日、最高気温33度を記録した時間帯に2年ほど前に当社で建築した際に施主さんから支給されて取り付けた「井戸水クーラー」どの様に活躍しているか体感して来ました。
昭和の時代にあちこちで見かけた井戸水クーラーだが現在では各社とも製造中止になっていて、最近では存在さえ知らない方が多くなりました。
そんな井戸水クーラーだが凄く快適です。事務所の室温は26度くらいに保たれて長く居ても身体が冷えて来ることは無い優れ物。(1日中、事務所に居る女子事務員さんも家庭では普通ののエアコンでは頭が痛くなるのに此処の水クーラーは大丈夫だそうです。)
1階の部屋間のドアーをを開けっぱなしにして(合わせて約20坪空間)冷気をトイレや2階に上がる所のホールにも扇風機を置いて冷風を流して温度差を無くする工夫をしておりました。

隣の玄関ホ―ルでも扇風機を回して2階への階段にも冷気を送ります。

井戸水クーラーは湿度が、あまり下がらずエアコンの様に強力に冷やす力はありませんが身体には非常に優しい心地良い涼しさが特徴です。
長く居ても乾燥する事も無く適度な湿度で喉を痛める心配もありません。その代わり機械の側に置かれてカクハンする扇風機は必需品になります。
原理的に言うと井戸水の水温がほぼ一年中、一定な事で14度前後の冷水を利用した機械です。
ラジエター部分にに井戸水を流して、そこに裏側からファンで風を送ると24度前後の冷たい空気が風が吹き出して来る、至って簡単な仕組みです。
自己責任でエアコンの廃材を使用して安く造る方法や業務用で似たようなシステムで「ファンコイルユニット」で発売されてますが価格面で高いのとメンテを考えると家庭用として採用は難しい所があります。
11日(土)~16日(木)までの6日間お盆休みとさせて頂きます。
何卒よろしくお願いいたします。
8月17日(金)からは通常通り営業いたします。
なおブログ更新は20日からです。